米国LAの高級オーディオ専門店より、程度の良いSA660を入手できたので日常使い出来るように、専門家に徹底整備をお願いました。
アキレス腱のプリアンプを徹底整備した事で、気になる微弱な残留雑音が消え、JBL独特の鮮明で、球管アンプのような深みのある音質を取り戻しました。
ガリのあったマスター・ヴォリュームは、高信頼性のアルプス製密閉型に交換、バランス・バス・トレブルは、分解クリーニングで、クリアーな状態に戻りました。
電源投入時の突入電流を回避するミューティング回路が無いための、、TestSWを使った煩雑な操作が必要でこれをウッカリ忘れると、スピーカーにノイズを発生する懸念がありましたので、ミューティング・リレー回路を追加しました。
消耗品で、賞味期限切れの中小コンデンサー類は、全てニチコン製オーディオグレイド・MUSE等に交換しました。
米国LAのオーディオ専門店から、純正サイドパネルを購入して追加しました。
SA660の説明；
現代半導体アンプの原点となるJBL独自出力回路「Tサーキット」を初めて採用したSA600の高出力版がSA660です。 「Tサーキット」は直進性が良く、低歪率で、回路動作を安定化する特徴があり、その後のアンプ設計の基本となりました。
JBL社のヴィンテージ・スピーカーの名作L101等との相性は定評あります。（Lansingheritage.coｍ情報です。）
60w + 60w (8Ω) ですが、高効率のJBLヴィンテージ・スピーカーの駆動には充分かつ最適です。
ダンピングファクターＤＦ＝３２（８Ω）で、これが高効率ＳＰをオーバー・ダンピング状態にしない真空管アンプの味わいの元です。
ヴィンテージ品の特徴で、半導体類の残存寿命は不明な為、保証は出来ませんが、整備後 半年常に安定した動作です。
今回出品前に、再度 専門家に各部動作確認・調整とＳＰ端子の交換、Hospital gradeの電源ケーブルに変更をお願いしました。
日常使用に、全く懸念の無い状態です。
アンプのコレクションが増え、家人の断捨離圧力に屈して、泣く泣く出品します。 
次のビンテージ・ＪＢＬファンの方にお譲りします。
評価の低い方、対応の悪い業者の方などは、こちらの判断で 落札をお断りする事が有ります。
即決価格落札の方には、整備の為に準備した キー・デバイス（パワー・トランジスター） モトローラ製 ２Ｎ３０５５ｘ４本、相当中華製 ２Ｎ３０５５ｘ６本を,次回整備用スペアとして、添付します。

50年前のアンプ、JBL SA660プリメインアンプのオーバーホール整備

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JBL SA660の仕様

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